上原亜衣(本人のインスタグラムから)
 2011年にデビューし、16年に惜しまれつつ引退した“伝説”のAV女優・上原亜衣があす11日にスタイルブック「Renatus」を発売する。懐かしいというファンも多いはずだ。
「上原は引退までの6年間で“ベスト版”などを含めて400本以上をリリース。億単位のギャラを稼いだともいわれる名実ともにトップAV女優でした。上原本人がインタビューでも語っているように、みんなに惜しまれながら、記憶に残る引退をしたかったようですね」(業界関係者)
 それが突然、今年6月にSNSを復活。ツイッターのフォロワーは28万人超で、8月開設のユーチューブのチャンネル登録者数も30万人超(いずれも9日現在)。“空白の3年間”を経てもなお、凄まじい人気ぶりだ。
 今後はタレントとして活動していくようで、エンタメサイト「クランクイン!」(7日付)のインタビューでは〈「現役を辞めても、こういう道もある。こういう仕事もできる」という道を切り開いていけたら、すごくうれしい〉などと話していた。
 もっとも、引退後のセカンドキャリアで成功できる元AV女優は、やはり上原のような一握りのトップに限られている――と思いきや、そういうものでもないらしい。風俗ライターの蛯名泰造氏は「風俗業界に流れるのはよく聞く話ですが」と、こう続ける。
「“元AV女優”という肩書は、いまだに根強い人気がある。ファンが全国から集まります。結婚したいというファンも想像以上にいるので、普通に家庭に収まっているケースも少なくない。引退後に太ってしまう女優さんが多くて、髪形や化粧を変えれば意外とバレないそうです。高学歴のインテリ女優は稼いだギャラで海外留学し、現地で結婚して幸せに暮らしているという話も聞いたことがありますね」
 成功とまではいえないが、まずまずの幸せをつかんでいる元AV女優もいるわけだ。
「ギャラを株式や不動産に投資して稼いだり、経験を生かして女性相手にセックスカウンセラーをしている女優さんもいます。AV女優は不幸になるというのは思い込みに過ぎません。ただ、彼氏ができて引退という場合は、相手によりけり。彼氏がホストで、バーなど飲食店の独立開業資金を出してあげ、店が潰れて多額の借金を抱えるなんてケースは結構ある。過去を捨てようと整形に走り、あちこち整形しているうちに“依存症”みたいになってしまうこともあるようです」(蛯名泰造氏)
元AV女優も“人生いろいろ”か。