犯人はこいつだ!!
容疑者が逮捕された安堵(あんど)と、それが同じ地域の住人だったという衝撃。
地元には複雑な思いが交錯した。和歌山県紀の川市立名手(なて)小学校5年、森田都史(とし)君(11)が殺害された事件は7日未明、現場のすぐ近くに住む中村桜洲(おうしゅう)容疑者(22)が逮捕された。 「やっと外で遊べる」「信じられない。複雑な思いだ」。犯行に至る経緯や動機も明らかになっておらず、地域の動揺はいまだ収まっていない。
「小学6年の孫は怖がってずっと家にこもっていたが、容疑者が捕まり、今朝は同級生と楽しそうに遊びに行った」。無職の男性(65)はほっとした表情を浮かべ、「今後は子供たちの見守りを地域で強化していく必要がある」と話した。
森田君の同学年の娘(11)を持つパート女性(40)は「親御さんのことを思うと絶対に許せない」と語気を強め、「事件後はどこに行くにも送り迎えをしていた。やっと外で遊べるようになる」と胸をなで下ろした。
近くのスーパーに買い物に訪れた女性(63)は「亡くなった森田君には何の罪もなく、気の毒で仕方がない。せめて犯人が捕まってよかったです」と言葉少なだった。
一方、中村容疑者は現場のすぐ近くに住んでおり、顔見知りという住民も少なくない。
長男(22)が中村容疑者と同級生だったという主婦(49)は「(中村容疑者が)長男とも仲が良く、あまりにも身近な存在だ。本当に犯人なのかと疑う気持ちが強く、複雑だ」と言葉を失った。
娘と親交があった中村容疑者を「礼儀正しい子」と振り返る40代主婦は「こんなに近所に住む人物が犯人だとは思わなかった。ショックだ」と肩を落とした。
事件は6日深夜から7日未明にかけて大きく動いた。
和歌山県警は7日午前1時25分ごろ、殺人容疑で、県警かつらぎ署で事情を聴いていた中村容疑者を逮捕し、身柄を捜査本部のある県警岩出署に移送。捜査本部は逮捕から約1時間半後の同日午前3時、同署で記者会見を開いた。
50人近い報道関係者が詰めかけ、熱気があふれる中、楠(くす)俊樹・岩出署長が中村容疑者の逮捕容疑を読み上げると一斉にカメラのフラッシュがたかれた。
約1時間にわたって行われた会見では、中村容疑者を特定するに至った根拠や、自宅の家宅捜索で押収された刃物などについて質問が集中。目撃情報などから中村容疑者の犯行を特定したと明らかにされたが、中村容疑者と森田君との接点や動機などは「今後の捜査で明らかにしたい」と述べるにとどめた。
ライブドア・日経参照
捕まってよかった
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