江口洋介、取材で“うんざりしていた質問”告白「もう勘弁してくれ…」
俳優の江口洋介が、22日に放送されたフジテレビ系バラエティ番組『TOKIOカケル』(毎週水曜23:00~23:40)で、デビュー当時の取材で「うんざりしていた質問」を明かした。
近日公開予定の映画『コンフィデンスマンJP プリンセス編』の宣伝を兼ねてゲスト出演した江口。1987年公開の『湘南爆走族』で映画初主演を務め、翌年には「ガラスのバレイ」で歌手デビューを飾ったが、その当時の取材で頻繁にされる質問があったという。
江口は、「歌もやってたので、『役者なのか? ミュージシャンなのか?』。取材を受けるたびにそこからまずはスタートしないといけなかった。それが毎回で」と回顧。「『もう、勘弁してくれ……』というのが何年も続いた記憶がある。音楽誌みたいなのがいっぱいあった時代」と懐かしんだ。
ちなみに、「役者なのか? ミュージシャンなのか?」の質問に対して答えていた内容は、「覚えてない」。「たぶん、ムッとしてたんだろうね。答えないで。若いからさ。(記者が)ムッとさせてくれてたしね。しょっちゅうムッとしてたよ(笑)。それでいいんじゃないの」と笑顔を見せていた。
近日公開予定の映画『コンフィデンスマンJP プリンセス編』の宣伝を兼ねてゲスト出演した江口。1987年公開の『湘南爆走族』で映画初主演を務め、翌年には「ガラスのバレイ」で歌手デビューを飾ったが、その当時の取材で頻繁にされる質問があったという。
江口は、「歌もやってたので、『役者なのか? ミュージシャンなのか?』。取材を受けるたびにそこからまずはスタートしないといけなかった。それが毎回で」と回顧。「『もう、勘弁してくれ……』というのが何年も続いた記憶がある。音楽誌みたいなのがいっぱいあった時代」と懐かしんだ。
ちなみに、「役者なのか? ミュージシャンなのか?」の質問に対して答えていた内容は、「覚えてない」。「たぶん、ムッとしてたんだろうね。答えないで。若いからさ。(記者が)ムッとさせてくれてたしね。しょっちゅうムッとしてたよ(笑)。それでいいんじゃないの」と笑顔を見せていた。
TOKIO松岡昌宏、高岡早紀との過去の熱愛報道“真相”「『バックレてまで…』みたいな」
TOKIO松岡昌宏(43)が、レギュラー出演する11日深夜放送のテレビ東京「二軒目どうする?~ツマミのハナシ~」(土曜深夜0・50)で、この日ゲスト出演した女優・高岡早紀(47)との熱愛を報じられた過去を明かした。
高岡とは20年来の付き合いだが、仕事で一緒になったことはなかったという。「(行きつけの)飲み屋が一緒だった」という縁で、飲み友達として親しくなったある日、週刊誌に密会をスクープされたという。
「昔、書かれたことありますからね。サキコ姉さん(高岡)と、週刊誌に」と松岡。ある日、歌番組の特番に出演後、「エンディングまで残っていなくていい番組だったので」と帰宅し、飲食店で偶然、顔を合わせた高岡と飲んでいたという。ところが、その様子を週刊誌にマークされていたようで、後日、その模様をスクープされた。「『TOKIO松岡、エンディングをバックレて高岡早紀に会いに行く』って。『歌番組のエンディングをバックレてまで、高岡早紀と育む愛』。みたいな」と明かすと、高岡も博多大吉(49)も大爆笑。高岡は報道されたことすら知らなかったようで、「本当に?私に会いに来ちゃったみたいな?」と驚いていた。
実は歌手として芸能界デビューしたという高岡は、今や23歳の長男、20歳の次男、9歳の長女を持つ3児の母。大吉から年相応の健康法を聞かれると、高岡は「ジムとかは通いません。まあまあの年齢だし、ジムを頑張るといろいろ(体に)支障が出る。危ない」と、激しい運動は控えていることを明かした。家で飼っている大型犬の散歩を休日の日課にしており、「出て遊んで帰ってきて、2時間っていう感じです」と、ゆったりとした健康法を披露。松岡は「2時間、有酸素運動はすごいな。いいトレーニングだ」と感心していた。
二階堂ふみ&亀梨和也W主演「ストロベリーナイト・サーガ」初回視聴率は7・8%
11日に放送された女優の二階堂ふみ(24)とKAT―TUNの亀梨和也(32)がダブル主演のフジテレビ系ドラマ「ストロベリーナイト・サーガ」(木曜・後10時、初回は後9時から2時間拡大SP)の初回視聴率が7・8%だったことが12日分かった。
「ストロベリーナイト」は2010年に竹内結子(38)主演でスペシャルドラマ化され、12年の連ドラ(フジ系)は全話平均視聴率15・4%を記録。13年に映画化され、興収21・5億円を記録した人気作だ。
二階堂は連ドラ初主演で初の刑事役に挑戦。ノンキャリアながら27歳という若さで警部補に昇任したヒロインの女性刑事・姫川玲子を演じ、亀梨は年上の部下となる巡査部長・菊田和男役でタッグを組む。(数字は関東地区、ビデオリサーチ調べ
亀梨和也に「髪を切れ!」 「ストサガ」刑事役で視聴者ダメ出し
女優の二階堂ふみさん(24)とKAT-TUNの亀梨和也さん(33)が主演するドラマ「ストロベリーナイト・サーガ」(フジテレビ系)の第1回が2019年4月11日に放送された。
同ドラマは作家の誉田哲也さん作の「姫川玲子シリーズ」。ノンキャリアでありながら27歳で刑事補の姫川玲子(二階堂さん)と、巡査部長の菊田和男(亀梨さん)が事件解明に向けて奮闘する姿を描く。第1回では公園のため池付近で発見された遺体をめぐって物語が進行。ため池の中を捜索すると、新たな遺体が発見される......という展開だった。敏腕刑事を演じる2人の姿には視聴者から絶賛が寄せられたが、その一方で「亀梨の髪が長すぎる」との声も上がっている。
襟足がスーツの襟に届いていた
ドラマ中、亀梨さんは刑事ということでスーツ姿。捜査会議のシーンなど、並み居るほかの刑事役の役者と共に緊張感ある雰囲気を醸し出していた。ただ、ほかの役者の髪型は短めの状態で整えられている一方で、亀梨さんの髪は襟足がスーツの襟に届くなど、やや長めの状態。もちろん、亀梨さんは以前からこの程度の長さの髪型を維持しているため、全くもって「通常営業」の状態だが、それでも、ネット上では一部の視聴者から亀梨さんへの髪型へのダメ出しが相次いだ。
あるツイッターアカウントは「亀梨くんはまず、髪を切ろ? 刑事でしょ?」と、髪を切ることを強く推奨。ほかにも、「前髪...。どんな刑事だよ...」と、前髪がやたらと目に付くと主張する声も上がった。ほかにも、「今の若者はこれが初見なのかぁ~ ぜひ初代竹内結子と西島秀俊コンビ版ご覧頂きたい」と、2010年から2013年にかけてフジテレビ系で放送された「ストロベリーナイト」シリーズ(2012年1月期には連続ドラマとして放送)を挙げつつ、亀梨さんが髪を切ることを期待するツイートも上がった。
役作りは役者として必須の行為だが、その一方で髪型を大きく変えることで別の仕事への影響が出ることがあるのも事実。テレビで放送される役者の姿は、それらを判断した上での「総合的な結果」ということなのだろう。
江口洋介、特技は料理で「子供のお弁当も手作りしてる」
4月10日放送の『TOKIOカケル』(フジテレビ系) で、江口洋介が家庭での姿を明かした。
江口は特技は手料理だと明かし、最近は和食にハマり、タイの煮付けに「出汁を入れて、普通は片栗粉でとろみを付けるのを、ちょっと大根おろしでやったり」と独自のこだわりを熱弁。おひたし、アサリのみそ汁なども並び、TOKIOの松岡昌宏は「理想的なご飯ですよ!」と絶賛した。
江口は「ほとんどの日は奥さんが作るけど、気分転換になるし創作活動」と子供のお弁当も作るという。ドラマ中も「撮休の日は、スーパーに行って、いろいろ買って何作るかな? みたいな」と自ら買い出しに行って、家族に振る舞うことを話した。
さらに、カレーも得意で「インドに行ってターメリックとかにハマちゃった。めっちゃうまいよ」と自らの腕前を自画自賛していた。
森高や子供たちと一緒にいちご狩りにも行き、ほかの家族とともにバスに乗って参加。「子供は吐くぐらい食べていて『大丈夫かよ?』とか言いながら」といっぱい食べまくった我が子を心配したという。
2015年9月1日の「防災の日」のイベントでは、子育てについて、こんな持論を語っていた。
「子供とコミュニケーションを取ることが大切。煙たがられるかもしれないけど、同じスポーツをしたり……。食卓以外でのコミュニケーションも大事だと思う。ゲームも楽しいけど、バーチャルよりはリアルで。本物の人との付き合い方というのは机の前に座っているだけではわからないでしょう」
ドラマ『ストロベリーナイト・サーガ』(同局系)出演の江口。これまでほとんど明かさなかった子煩悩なパパとしての姿を話して、新たな仕事にもつながりそうだ。
二階堂ふみ&亀梨和也『ストロベリーナイト・サーガ』初回7.8%
女優の二階堂ふみと亀梨和也がW主演するフジテレビ系木曜劇場『ストロベリーナイト・サーガ』(毎週木曜 後10:00)第1話が11日放送され、初回平均視聴率が12日、7.8%だったことがわかった。(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。初回は2時間拡大スペシャルで放送された。
【写真】2012年…竹内結子&西島秀俊らが出演した『ストロベリーナイト』
原作は、累計400万部を突破し、今もシリーズが続き増刷を重ねる誉田哲也氏の大ベストセラー警察小説『姫川玲子シリーズ』。2010年より竹内結子主演によるSPドラマ、連ドラ、映画化されるなど人気を博した前シリーズから6年、今回はキャスト・スタッフを一新。まだ映像化されていない最新エピソードを加えて再構成する。
ノンキャリアでありながら27歳という若さで警部補に昇任した女性刑事、警視庁捜査一課殺人犯捜査第十係主任・姫川玲子(二階堂)とそんな彼女の年上の部下となる巡査部長・菊田和男(きくた・かずお)ら“姫川班”の面々が難事件に立ち向かう本格派警察ドラマとなっている。
第1話では警視庁捜査一課の菊田和男が第十係、姫川玲子が率いる通称“姫川班”への勤務を任命される。折しも、捜査一課は亀有北署に『水元公園内殺人・死体遺棄事件特別捜査本部』を立てていた。捜査本部に向かった菊田は着任の挨拶をしようとするのだが、肝心の玲子の姿がないまま、捜査会議が始まってしまう。水元公園の溜池で発見された凄惨な遺体には無数の傷がつけられていた。しかし、多くの傷は死因とは無関係だった。捜査官の質疑が始まる頃、ようやく姿を現した玲子は、自らの見解を話し始め…。
二階堂ふみと亀梨和也で人気刑事ドラマシリーズを再び!【春ドラマ人物相関図(木曜ドラマ編)】
4月に入り春ドラマが続々とスタート! 木曜放送から「ストロベリーナイト・サーガ」(フジテレビ系)、「緊急取調室」(テレビ朝日系)、―「電影少女―」(テレビ東京ほか)をピックアップ! その人間関係が一目で分かる相関図とあらすじを詳解する。
■ 人気シリーズを二階堂ふみ×亀梨和也で再び!「ストロベリーナイト・サーガ」
原作は誉田哲也の大人気警察小説「姫川玲子シリーズ」。2010年から竹内結子主演でドラマ化、映画も公開された前シリーズから、キャスト、スタッフを一新して送る本格刑事ドラマ。
男社会の警察組織で、ノンキャリアながら若くして警部補まで成り上がった姫川(二階堂ふみ)。ある日、彼女が班長を務める“姫川班”に菊田(亀梨和也)が異動してくる。そんな中、公園のため池付近で変死体が発見される。ため池は危険な寄生アメーバが繁殖して遊泳禁止だったが、姫川は1カ月以内にアメーバに感染して死亡した人間の存在を探り出す。この人物が別の死体を池に沈めた際に感染したと推測した姫川は、水中捜査を依頼する。(第1話)
■ 取調室を舞台に描く究極の心理戦「緊急取調室」
妥協を許さないたたき上げの取調官・真壁有希子(天海祐希)が、強硬な被疑者たちと真っ向勝負をするシリーズ第3弾。
護送中の受刑者が逃走し、人質を取り立てこもる。交渉役に指名された刑事部参事官・玲子は、1人で突入し発砲。受刑者を死なせてしまう。有希子は短時間での発砲を怪しむ。(第1話)
■ 悪のビデオガールと高校生の奇妙な共同生活「電影少女―」
悪のビデオガール・神尾マイ(山下美月)と、高校生・叶野健人(萩原利久)の奇妙な共同生活を描いていく。
ある日、健人は学校で一本のビデオテープを発見する。帰宅後、ビデオを再生すると画面から神尾マイと名乗る謎の少女が出現。健人は次第にマイにのめり込む。(ザテレビジョン)
二階堂ふみ、亀梨和也との共演は「心強い」
誉田哲也原作の「ストロベリーナイト・サーガ」(フジテレビ系)で初共演する二階堂ふみと亀梨和也。27歳にして警部補に昇任した女性刑事・姫川玲子を演じる二階堂、生真面目で寡黙な姫川の部下・菊田和男を演じる亀梨、現時点で2人は役をどう捉えているのだろうか。
二階堂「脚本と原作を読んで、彼女が持つ過去の苦しみから逃れようとする部分と、実はそこが自分を鼓舞する原動力にもなっている。だからこそ引っ張れるカリスマ性や、説得力みたいなものを、どういうふうに感じていただけるか…と悩みどころですが、強く、真っすぐな女性だろうなと思います」
亀梨「原作や前作(2010~2013年放送)とは違った側面が生まれてくるかなってのはあります。原作で持った僕の菊田のイメージよりも、脚本の方が言葉にしていることが多いなっていう印象がある。もう少し引いたところにいる印象が原作ではあったので。作品として、引く部分の印象づけをどうするか、そこのバランスが重要になってくるのかなと。姫川とガンテツ(江口洋介演じるすご腕刑事・勝俣健作)の二本柱の合間で、どう足し算引き算ができるのか。菊田は引きのカッコ良さを感じる役なので、僕がやることでくどくならないように(笑)。心が見える、誠実さが伝わるように演じたいですね」
早くも役に魅了されている2人。あらためて感じる作品の魅力とは。
亀梨「作品がディテールまでこだわっていて、すごく入り込めるという印象です。登場人物の心情が手に取るように理解できる。事件解決はもちろん、伏線も気持ちいいくらい回収してくれて。原作の章ごとに事件が変わる中で、登場人物に感情移入できる。臨場感が非常にあって、すごく楽しかった」
二階堂「私は、非人道的なものと、人情が同時に描かれているところに面白さを感じました。人の中にある説明できないもの、ですね。人気作だからこそ、ファンの方それぞれの姫川像、菊田像があって、私も読んでいると自然に、姫川はこういう格好をしていて、動きをしていてというのが、頭の中に映像が浮かび上がってくる。読者として楽しませていただきましたが、これをやるのかと思ったら、さあどうしようかって気持ちになりましたね(笑)」
初共演の2人に、お互いの印象を聞いてみると…。
二階堂「小学生のころ、亀梨さんの下敷きを使っているクラスメートの子がいたんですよ」
亀梨「そっか…小学生か(笑)。そうだよね~、ほぼ10歳違うから」
二階堂「その子のおかげで亀梨さんのことも知ったので、その子にも見ていただきたいなと(笑)」
亀梨「そうですね(笑)」
二階堂「亀梨さんはいろいろな役を演じられたり、お仕事を幅広くされているのをイチ視聴者として見てきたので、菊田という姫川玲子としてはすごく頼りになる部下で、気持ちの部分でも支えになってくれる存在を亀梨さんが演じてくださるのは心強いです。私は至らない部分があると思いますが、いい意味で、皆さんに甘えられるところは甘えて、引っ張っていけるとこは引っ張っていけるように、頑張りたいです」
亀梨「プレッシャーはみんなで共有していくものだと思うので、軸となる姫川を演じる二階堂さんを、少しでも支えられれば。好きに動いてもらえるように、そういう環境をつくれるように、自分も力になれればと思っています」
Profile●にかいどう・ふみ=1994年9月21日生まれ、沖縄県出身。O型。公開中の映画「翔んで埼玉」など出演作多数。出演映画「ばるぼら」(2019年公開予定)が控える●かめなし・かずや=1986年2月23日生まれ、東京都出身。B型。「FINAL CUT」(2018年フジテレビ系)など出演作多数
■ そのままを認めてくれた!
二階堂「『沖縄美少女図鑑』にスカウトされたのが、芸能界に入るきっかけなんですけど、そのスチール撮影が初仕事です。緊張しましたが、無理に笑わなくていい、自然体でいいと教えていただいてからは緊張しなかったです。いい環境でお仕事をさせてもらったと思います」
■ 役者としての第一歩は…
亀梨「お芝居での初仕事は『3年B組金八先生』(1999~2000年TBS系)。すっごいリハーサルが長かったのが印象的。生徒だけでも人数が多いからね。バミリの数も多かった。俺、生意気でカメラのモニターを鏡代わりにして武田(鉄矢)さんに怒られたこともあったな~」(ザテレビジョン・取材・文=石塚ともか)
寺脇康文「ストロベリーナイト―」ゲスト出演に「間違いなく、演じたことのない役」
4月11日(木)スタートのドラマ「ストロベリーナイト・サーガ」(毎週木曜夜10:00-10:54、フジテレビ系※初回は夜9:00-10:48)より、初回放送を待たずして次回以降のゲストが発表された。4月18日(木)、25日(木)の放送に寺脇康文や堀井新太、神保悟志が出演する。
同作は、二階堂ふみ演じる女性刑事・姫川玲子が、亀梨和也演じる巡査部長・菊田和男ら姫川班のメンバーと共に、数々の難事件に立ち向かっていく本格派警察ドラマ。
4月18日(木)、25日(木)の放送では、死体なき殺人事件を描くエピソード「ソウルケイジ」をドラマ化。多摩川土手の路上に放置されていた三輪スクーターの荷台から、成人男性の左手首が発見される事件だ。
■ テーマは“父性”
寺脇が演じるのは、殺人事件の被害者・高岡賢一。9年前建設現場の事故で父親を失った身寄りのない少年・三島耕介をわが子のように愛する心優しい大工だが、何者かに殺害されてしまう。
「ソウルケイジ」のテーマの一つは“父性”。寺脇は、ぬくもりある父性を全身で表現する。
そして、高岡を父のように慕う三島を堀井が演じ、大切な人を失った悲しみと、驚くべき事実に葛藤する姿を体当たりで表現する。
また、直感で動く姫川とは正反対で、緻密で生真面目な警部補・日下守を演じるのは神保。「予断は禁物です」が口癖の日下は、常に姫川と捜査手法を巡って対立。そのためか、同じ十係ながら意図的にお互い違う事件を追うことが慣習となっている。
一見冷徹で人間味のないタイプに見えるが、息子との関係に悩む父親としての顔を持つ日下。神保は、家庭を持つ警察官の苦悩をリアリティーたっぷりに表現する。
■ 寺脇康文「一番大事にしてるのは人の“心”」
「このご時世にだいぶハードに攻めているなぁ!」と、台本を読んで思いました。ミステリーとしても楽しめますが、一番大事にしてるのは人の“心”ですね。間違いなく、演じたことのない役です。お楽しみに!
■ 堀井新太「とても切ない家族の話」
さまざまな人の思惑が渦巻き、二転、三転、目まぐるしく状況が変わっていく先の読めない極上のエンタメ作品だと思いました。
ただ本質はとても切ない家族の話です。現場は粛々と進んでいき、監督をはじめスタッフ、共演者の皆さんとお互い良いものをお届けしたいと思いながら撮影に挑みました。
「ストロベリーナイト・サーガ」独特の世界観にドップリ浸かっていただける作品になっていますので楽しみにお待ちください。
■ 第2話のあらすじ
多摩川土手の路上に放置されていた三輪スクーターの荷台から、成人男性の左手首が発見される。被害者は高岡工務店を営む大工・高岡賢一(寺脇康文)。
9年前、同じ工事現場で働いていたとび職の三島忠治が建設中のマンションから転落して死亡。忠治を救えなかったことに責任を感じた高岡は、以来、1人残された忠治の息子、耕介(堀井新太)をわが子のようにかわいがってきた。中学を卒業した耕介を高岡工務店に誘い、2人は血がつながらなくとも本当の親子のように暮らしてきた。
だがある朝、耕介がガレージのシャッターを開けるとそこには血の海が。高岡の身を案じた耕介は電話をかけるもつながらず、自宅も不在だったため交番で事情を説明。すると、多摩川土手で見つかった左手首の血液とDNAが高岡のそれと一致した。
さらに、親指の傷跡の形により、警察はその左手首が高岡のものであると断定。蒲田西署に立てられた“多摩川変死体遺棄事件特別捜査本部”に捜査一課の面々が集結する。
直感に頼りがちな姫川玲子(二階堂ふみ)の推察に反論するのは、「予断は禁物です」が口癖の日下守(神保悟志)。正反対のタイプ同士で常にぶつかり合う両者が、この難事件を合同で捜査していく。(ザテレビジョン)
<試写室>「ストロベリーナイト・サーガ」新しい“姫川班”も期待を裏切らない
「“ストロベリーナイト”と聞いて何が思い浮かぶ?」
リア充どもが夜な夜な繰り広げるめくるめく甘い夜? それともイチゴ農家の方々がようやく実ったイチゴを収穫して食べる夜?
はたまたストロベリーと名乗るブロンド美女とナイトクラブで…(自主規制)。
一昔前ならもしかしたらそんな発想もあったかもしれない。だが、誉田哲也氏のおかげでそんな甘い考えは破壊された。
というより、誉田氏の小説に出合わなかったらそんなワードは浮かんでもいなかったか。こりゃ失礼。そんなことも想像できないまだまだ甘ちゃんなもんで…。
勝手に単独行動で横道に逸れてしまったが、そろそろ本題らしきブロックへいきたいと思う。
各局で放送されているドラマやバラエティー、アニメなどを事前に完成DVDを見て、独断と偏見とジョークに満ちたレビューで番組の魅力を紹介する、WEBサイト・ザテレビジョン流「試写室」。
今回は、4月11日(木)に放送されるドラマ「ストロベリーナイト・サーガ」(毎週木曜夜10:00-10:54、フジテレビ系※初回は夜9:00-10:48)の第1話を取り上げる。
■ INTRODUCTION~STORY
誉田哲也の「姫川玲子シリーズ」を再構成し、ドラマ化した本作。男性社会の警察組織において、ノンキャリアながら27歳という若さで警部補まで成り上がった刑事・姫川玲子(二階堂)が、菊田和男(亀梨)ら姫川班メンバーと共に、難事件の真相に迫る。
第1話では、葛飾区の公園内にあるため池付近で、ブルーシートに包まれた変死体が発見される。
死体は34歳の営業マンだと判明。死因は出血性ショック死で、薄型の刃物で切り付けられたような細かい傷が94箇所。スパッと切られた喉元の左けい動脈が致命傷になったと思われる。
ため池は人命に関わる危険な寄生アメーバ“ネグレリアフォーレリ”が繁殖しており一切遊泳禁止となっていた。
この1カ月以内にネグレリアフォーレリに感染し死亡した人間がいることを探り出した姫川は、死体を遺棄する人間の他に、死体をため池に沈める人間がいると推測。
つまり、ため池の底に別の死体が沈んでいるのではないかと推測した姫川は水中捜査を依頼する。すると姫川の読み通り、切創が酷似した別の遺体が出てきた。
そして捜査する中で浮上した「ストロベリーナイト」という謎の言葉。この言葉と連続死体の死因との関係とは? 姫川玲子、菊田和男ら姫川班、そしてガンテツこと勝俣健作(江口洋介)らクセ者ぞろいの刑事たちが犯人逮捕に向けて走りだす…。
■ 主観丸出しのレビュー
誉田氏を、というよりフジテレビさんをなめていたのかもしれない。
コンプライアンスだかアライアンスだか知らないけど、最初のSPドラマや連ドラ放送時に比べ、映像描写に関してはとてつもなくやりにくい時代になっているので、メンチカツをお供にご飯食べながらでも余裕で見られるとタカをくくっていた。
うん、絶対駄目だよね。食事中に見ちゃあかんやつ。それくらい攻めた描写を“守って”くれている。
ホンダー(※アムラー的な)としては誉田作品を映像化するのなら、その情け容赦ない世界をどこまで忠実に見せられるかがカギだなと勝手に思っていたが、見終わった後、ストロベリーナイトはこうでないと、と脱帽した。
まず、タイトルバックからグッと心をつかまれた。初見のインパクトを楽しんでもらいたいので、これ以上は言わないが“目”が印象的なのは確か。
それにしても、こういうふうに先に別キャストで映像化されている作品の場合、どうしてもこのキャラは前の方が、この子は今の方が、などと比較してしまいがちだが、それって結構もったいないこと。
先入観でものごとを見てしまったら、どうしても新鮮味が薄れてしまうし、純粋に新しいドラマとして楽しめないだろう。
そんな中、主人公の玲子を演じる二階堂。この人の素晴らしいところは、眉間のしわ。あのきれいな顔のどこにしわを隠していたの?ってくらい、絶妙なラインのしわが事あるごとに顔を出す。
逆にそのしわこそが、男性社会で必死に生きて上を目指してきた女性の矜持を感じさせるし、この若さで班を率いる女性刑事の説得力にもなる。
また、あの声もこの役にはピッタリだと思う。絶妙に温度の低そうなあの声が、チームワークバッチリな班のリーダーでも、どこか完全に心を開いてないんじゃないか?と思わせる。ついでに、あの低い声で罵られたい。おっと、本音が。
そして亀梨。亀梨ファンが最も安心する亀梨がそこにはある、と言ってもいい。他ならぬ私が亀梨の演技のファンだから、安心した。菊田を亀梨が演じてくれて本当に良かった。
菊田といえば生真面目な性格で寡黙な一方、その内面では曲がったことが嫌いな正義感を持ち、熱いおとこ気を秘めた体育会系刑事…という設定だが、ものの見事に体現しており、まさにドンピシャなはまり役。前に誰が演じていたかなんて、きのう何食べたのか、くらい全然思い出せない。
ちなみに亀梨のソロでは初のドラマ主題歌となる「Rain」は、忘れたくとも忘れられない楽曲だったのでこちらもお忘れなく。
何だかんだキャストの話が中心になってしまうが、キャスト発表で一番驚いたガンテツ役の江口もむしろ違和感ないどころか新たなガンテツ像を見せてくれたし、若手巡査・大塚真二を演じる重岡大毅の「理想の部下ランキング3年連続ベスト3入り」的なキャラも母性本能をくすぐる。あ、母性本能はないか。
また、井岡博満を演じるキンコメ・今野浩喜はもはやベテラン俳優なみの安心感があるし、何より山口まゆの表情よ。
予告でもチラッと映っていたが、そこらの幽霊も対峙(たいじ)したら青ざめてしまいそうな血の気ゼロのオーラ。もう18歳になっていたのは驚きだが、この演技ができる18歳もなかなかいない。
初回2時間SPって聞くとつい間延びしてしまうイメージがあるが、この初回2時間SPは2時間だと言われなければ気付かないくらい時間を忘れて見入ってしまった。
それに一度一通り見てから、再度一から見直してみると、ここにも伏線が張られていたのか、この伏線はこうやって回収したのか、この時あいつはこういう表情をしていたのか…というのが分かり、すごくスッキリ&ドキッとする。
つまりリアルタイムで見るのはもちろん、もろもろ踏まえてもう一度見直してみると、より深く、また違った味わいが感じられるので、最低2回見ることをオススメしたい。
ひとまず、筆者は3度目の視聴にそなえてTS〇TA〇Aで旧作シリーズを借りてこよう。誰がどの役をやっていたか、あらためて知っておきたい。徹底比較だ。
って、結局自分が一番比べてんじゃん!という、“ラジハ”と同じオチをしておく。
歴史は繰り返す、ということで。(ザテレビジョン・文=人見知りシャイボーイ)
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